意志力は日常生活に欠かせません。「意志力」という言葉はなじみがないかもしれませんが、自制心や注意力といった言葉と似た意味です。例えば、ダイエットのためにあまーいおやつをがまんしたり、健康を維持するために、きちんとジムに行って汗を流したりするときに意志力が試されます。しかし、仕事や目標達成に向かって頑張って、もう意志力なんて残ってない、なんてことがあると思います。しかし、仕事終わりに家事や昇進試験の勉強をしなくちゃいけない、、、
そこで今回は、使い切った意志力を回復させるための方法をご紹介したいと思います。結論から先に申し上げますと、、、
グリーンエクササイズと呼吸を遅くすることです。
グリーンエクササイズ
グリーンエクササイズを使た研究で、たった5分で、ストレスの軽減、自己コントロール力の向上などが報告されました。グリーンエクササイズは、リゾート地に行く必要はなく、近所の公園などの自然の中で軽い運動を5分から20分行います。例をあげると、公園で子供たちと遊んだり、公園まで少し歩いたり、近所を少しウォーキングするなどです。時間がある方は、スッキリするまでやってみてください。時間がない方は5分でもいいので試してみてはいかがですか。
呼吸を遅くする
意志力が体の状態と深く関係していて、呼吸を遅くすることで意志力を発揮するのに体を最適な状態にできるからです。意志力には、脈と脈の間隔が遅くなったり、早くなったりする心拍変動と呼ばれるものが深くかかわっています。ある研究では、心拍変動が高い人は意志力が強く、ストレスの多い環境でもうまく対処することができると報告されています。心拍変動が深くかかわっています。
この心拍変動を高くして、体を意志力を発揮するのに最適な状態にするためのコツは、呼吸を遅らせることです。具体的には、呼吸を1分間に4回から6回にします。難しい場合は12回以下でも効果があるのでそちらをお勧めします。これは、ストレスの多い警察官や証券トレーダーの人たちを対象にしたものもあり、約1分から2分程度で、自己コントロールの向上や、ストレス緩和の効果があると確認されています。他にも、元PTSD(心的外傷後ストレス障害)患者を対象にした研究で、呼吸を1分間に4回から6回にする訓練を毎日20分行うと、憂鬱さや欲求が緩和されたそうです。時間がない方は1~2分、ゆっくり呼吸することから始めてみてください。しっかりと取り組んでみたい人は20分くらいやってみるのがおすすめです。
まとめ
家事や昇進試験の勉強しないといけないけど、仕事でどっと疲れている。そんな時に、グリーンエクササイズや呼吸を遅くすることで意志力を回復させて、やるべきことをきちんとやるようにしていきましょう。自分も頑張ります。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。この記事が、皆さんの意志力を回復させ、生活をより充実したものにできれば幸いです。下に、今回のおすすめのものを載せておきますので、よかったらぜひ見てみてください。
- ケリー・マクゴニガル「スタンフォードの自分を変える教室」
意志力についてたくさんのことが書かれています。もっと意志力を強くしたい、興味が出た、という人は読んでみてください。
習慣化のためのテクニックをまとめてみました。今日紹介した方法を日常的に使いたいという人はぜひ見てみてください。例えば、「だらけてしまっていると感じたらグリーンエクササイズをする」みたいな感じで!