はじめに
職業はシステムエンジニア、趣味は読書で技術書や実用書、心理学や金融、料理の書籍など様々なジャンルの書籍を読みます。このブログでは、日頃読んでいる技術書や趣味の読書で読んだ書籍を中心に、学んだことや感じたことを記録中です。仕事に役立つ技術はもちろん、日々の暮らしを豊かにする知識やアイデアも発信していきます。色々な書籍を記録・紹介していますので、読みたい書籍を探されている方はぜひ見てやってください。
目次
2025年1月
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
2025/01/25:
Docker Composeを使って複数のコンテナを同時起動、運用する基礎を学びました。
AIに聴きながらケアレスミスやバージョンの違いによるエラーに対応しました。Dockerのことも学びながら、AIも使えたのでよかったです。
ソーシャル・キャピタルの世界:学術的有効性・政策的含意と統計・解析手法の検証 (叢書 ソーシャル・キャピタル)
2025/01/24:
ソーシャル・キャピタルという言葉や概念を知っていたが実際に確認してみると曖昧だったため、この本読んでみることにしました。
ソーシャルキャピタルは「ネットワーク」「互酬性の規範」「信頼」で構築されている概念だそうです。人と人の「ネットワーク」があり、そこで「お互い様」(互酬性)の精神や「信頼」が生じたり、互いに助け合ったりするという訳です。
この書籍はソーシャル・キャピタルの概念とその測定方法に焦点を当てて書かれています。計測に関してはそこまで興味がなかったため読んでいませんが、機会があればぜひ読みたいなと思います。
ソーシャル・キャピタルと格差社会: 幸福の計量社会学
2025/01/23:
この本から学んだことは「孤立」についてです。この本のある章で論じられていました。対象を「孤立者」「孤立予備軍」「その他」に分けて分析しています。その章の結論は、「孤立」になる要因は、配偶者の有無や地域コミュニティへの参加有無、就業状況などである結論づけていました。
このことから人間関係を築き続ける、または維持し続ける事が孤立、孤独対策だと考えました。
どういうことかと申しますと、人間関係って周りの影響をめちゃくちゃ受けるので、それに対応する必要がある。対応する、すなわち、人間関係を築き続ける、維持し続けることと位置付け、孤立、孤独対策としました。
私個人の解釈なので、ご注意ください。気になる方はぜひお読みください。図書館のお取り寄せや予約サービスを利用すると無料で読めますし、ぜひ。
2024年12月31日以前に読んだ本
この章では2024年12月31日以前に読んだ本を記録していきたいと思います。以前と記載している理由は書籍を読んだ具体的な時期や日付をあまり覚えていないためです。ということでこの章は思い出し次第、書いていきたいと思います。
開発テクニックの新潮流 マイクロサービス/コンテナ大全 (日経BPムック)
執筆:2025/01/05
職場でマイクロサービスやクラウドネイティブという言葉を知り、興味を持ちました。特に、クラウドネイティブなアプリは、市場の変化に迅速に対応し、新しい機能を素早くリリースするために、「重要な変更を頻繁に、最小の労力で実施すること」を目的としており、現代のシステム開発において重要な概念だと感じました。
マイクロサービスは、システムを小さなサービスに分割し、それらを組み合わせて一つのシステムとする考え方です。レゴブロックのように、各サービスを独立して開発・配備できるため、システムの一部を修正したり、新しい機能を追加したりする際に、他のサービスに影響を与えることなく柔軟に対応できます。
このような技術が注目されている背景には、デジタル化が加速し、顧客のニーズや市場のトレンドが急速に変化しているという現状があります。変化に対応するためには、システムを柔軟に拡張・改修できることが求められます。
書籍から、マイクロサービスを実現するためにクラウド、Docker、Kubernetes、そしてAPIが重要な役割を果たしていることを学びました。
例えば、クラウドを利用することで、レゴブロックを安価、かつ大量に購入できるようなイメージです。Dockerを使って作成されたコンテナがレゴブロックに相当し、APIがレゴブロック同士を組み立てるための突起部分、Kubernetesが大量のレゴブロックを管理するための技術に相当します。
これらの技術を深く理解するために、今後も書籍を読んだり、セミナーに参加したりして、知識とスキルを蓄えていきたいと思います。
最強のコミュ力のつくりかた
執筆:2025/01/05
著者の鈴木祐さんが書かれた書籍を以前読んだ時、とても面白かったです。鈴木祐さんはサイエンスライターでアンチエイジングや筋トレ、認知行動療法の知見が深い方であります。新刊(最強のコミュ力のつくりかた)が出版されたとのことでしたので、書店に行きました。ちょうどその時、上司との関係性や説明がうまくいかないと悩んでいたので、大きそぎえ行きました。自宅近くの書店は大きめの書店で地下1階と2階が書店コーナーでした。広い書店の中から探し出し、手に取ろうとしたのですが、この本の帯、「あなたの会話が伝わらないのは 1嘘が多い 2感情が幼い 3性格が悪い」と書いているんですよね。しかも大きめの字で。ここでの心境としては「上司とのコミュニケーションがうまく行っていないのって。。。」という感じです。この書籍を手に取ることをやめ、書店の地下1階と2階を二周くらいして、購入するか悩みました。当時は認めたくなかったのだと思います。結局、購入せずに帰宅したのを覚えています。
帰宅後、ただやはり読まないといけない気がどうしても、何回も思い浮かんだのでその場でKindle版にて購入しました。結果として読んで良かったですし、コミュニケーションの新しい見方も獲得でき、大満足です。その時自分に必要な良書は往々にして一番読みたくない本でもあることを痛感。
ちなみに、何度も読み込んでいる箇所が人として「1嘘が多い」の部分です。何度も読み込んでいる理由は、自分がよく当てはまると思ったから。本当のことを言わないのも一つの美徳だと思います。しかしながら、書籍で取り上げられていた研究結果では、本当のことを言っていないことは相手は察知することができ、また本当のことを言っていない場合、魅力度も低下することが判明したそうです。痛いことをズバズバ言われるのも辛いですが、確かに、隠し事をされるのも良い気はしないですね。この部分が当てはまっちゃっているなーっと思ったため、書籍の中で紹介されていたアドバイスを試しています。以前よりは、改善された気もするようなしないような。
コミュ力について新しい視点をくれるので読んで本当によかったと思える一冊です。
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
執筆:2024/12/15
アジャイルやスクラムを勉強される方には非常にお勧めの書籍です。
アジャイルとは、ソフトウェア開発の一種です。またスクラムとはアジャイルの中の一つの開発手法だと言えます。
この書籍ではストーリー形式で、豊富な例とともに紹介されており、スクラム開発の基本から、スクラム開発でやるといいことが盛りだくさんです。例えば、インセプションデッキやドラッカー風エクササイズなどたくさん紹介されています。
中でも印象に残っているのは、ドラッカー風エクササイズです。インセプションデッキも好きですが、ドラッカー風エクササイズはプライベートでも活用できる内容なので気に入っています。
ドラッカー風エクササイズとは、次のチームメンバー全員、それぞれが4つの質問に答えていき、認識を合わせていくことで、チームワークを高める活動のことです。
<質問リスト>
- 自分は何が得意か
- 自分はどうやってチームの成果に貢献するつもりか
- 自分が大切にしている価値観は何か
- チームメンバーは自分にどんな期待をしていると思うか。
参考文献:ドラッカー風エクササイズC面|市谷 聡啓 (papanda)
※今紹介している書籍「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」の著者の一人である市谷氏が執筆されたnoteを参照。
先ほど、プライベートでも使えるからドラッカー風エクササイズが気に入っていると言いました。ドラッカー風エクササイズは質問に答えていくことで、相手のことや相手が期待していることがわかるエクササイズになっています。ですから、「そんな人だとは思わなかった」、「何を考えているかわからない」といういざこざ対策にうってつけです。うまくいっていない時にこれをするのは骨が折れるため、仲がいい時やお互いに少し打ち解けてきた時にサクッと一度、ラフな感じでやるといいかと思います。
<所感>
転職をし、アジャイル開発をしている部署に配属となりました。個人開発をしていた時に、この本を参考にしながら、アジャイルの1種であるスクラムで取り組んでいました。実務では初めての経験になるため、諸先輩方から色々吸収していきたいです。
図解入門よくわかる 最新PMBOK第6版の基本
読了日:2024/11/15
この本からは大まかなプロセスについて学びました。
プロジェクトは5つのプロセスからなります。
- 立ち上げプロセス
- 計画プロセス
- 実行プロセス
- 監視・コントロールプロセス
- 終結プロセス
初めてプロジェクトに携わった時に、何から始めたらいいかわかりませんでした。しかし、このプロセスを意識することで、自分がすることが明確になったと思います。具体的には、「今は、計画プロセスにいるから、インプットでプロジェクト検証や要求事項を使用し、各種計画を立てていこう」という形です。
全てが全て覚えられているわけではないので、この本はKindleで購入しているので辞書的に見返したいと思います。
なお、現在(2024年時点)ではPMBOKは第7版となっており、この本は少し一つ前の版を解説した書籍になります。最新ではないですが、第6版ではプロセスやインプット、アウトプットが厳密に決められているため、具体的でイメージがしやすい利点があります。PMBOK第7版は抽象的に書かれているため、具体的なイメージを持ちたい方やどのようなドキュメントが役に立つのか知りたい人にはおすすめです。辞書的に使用するのをお勧めします。
Project Management進化論 クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント
学んだこと
クリティカルパス法との大きな違いは「リソース競合を排除」している点。要するにクリティカルチェーンとは「リソースの競合を排除した、最も長い作業経路」のこと。簡単に言えば、人やお金や設備は有限だから、それを考慮して計画を立てる必要性を実感しました。日常生活にも当てはまるのではないかとも思います。例えば、今日の夕飯でカレーライスと筑前煮とサラダチキンを作って食べたいとなったとします。その場合、普通に鍋の数やガスコンロの数を考慮していない計画を立ててしまうと夕飯の時刻が遅くなったり、中途半端な料理ができてしまうかもしれません。これからは計画を立てるときはリソースの競合を加味していきたいと思います。
PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント
入門書としておすすめ。ストーリー形式で語られています。三匹の子豚やウサギとカメなどの童話とプロジェクトマネジメントを結びつけて解説されている形です。これらの中で特に印象に残っていることは、三匹の子豚で使用されていたWBSとガントチャートです。この本を読むまで自分はWBSとガントチャートが一緒のものだと勘違いしていました。WBSはWork Breakdown Structureの略称です。平たくえいば、タスクのリストになります。対して、ガントチャートは開始日と終了日が記された図表になります。要するにガントチャートはスケジュールが記載されいるわけです。WBSはタスクのリスト、ガントチャートはスケジュールと全然別物ですよね。改めてそこを認識することができました。
他にも、WBSとネットワーク図、そして、ガントチャートそれぞれの関係性を学ぶことができたことも大きかったです。今まではガントチャートをいきなり作成しようとしていました。ゴールや成果物、そしてタスクが整理された状態でなかったため、手戻りが多く発生していたことを覚えています。それもそのはずです。ゴールやそのためのステップが明確になっていないのですから。ゴールやステップが明確になっていないために手戻りが発生する失敗を避けるために、関係者から要求事項を聞き出し、それを要件にまとめる作業がまずあります。そこでゴールや成果物が決まった後に、具体的なタスクの洗い出しに着手することができます。いきなりタスクやスケジュールではなく、ゴールや成果物をまずは確認しましょうということです。そこからWBSの作成でタスクの洗い出しをします。そして、WBSで洗い出した一つ一つのタスクに対してネットワーク図を作成することが意外でした。ネットワーク図はタスクの依存関係を示したものです。平たく言えば、タスクを矢印や箱を使って図に表したものです。クリティカルパスやクリティカルチェーンなどの言葉とよく一緒に出てくるものです。そこまでして、ようやくガントチャートつまり、スケジュールが決まるわけです。
よくスケジュールが決まっていて、これまでに終わらせようとします。ただPMBOK的には要件が固まり、タスクの洗い出しと依存関係が決まった後に、確実性の高いスケジュールがわかるという形になるのかと思います。
しかしながら、納期はあるわけです。。これらの知識をどう活かして目標を達成していくかが鍵になるかと。
外資系コンサルが教える難題を解決する12ステップ プロジェクトリーダーの教科書
ちなみに初めて私が読んだプロジェクトマネジメント関連の本です。大学に在籍していた時のことです。
タスクマネジメント系の本は何冊か読んだことはあるのですが、プロジェクトマネジメントはありませんでした。確か、大学のチームマネジメントなどを勉強している時に、プロジェクトマネジメントを知り、興味があったため読んだ気がします。
こちらの書籍はコラムや各章の冒頭に書かれているエピソード・教訓が脳裏に焼き付いています。各章のエピソードや教訓があるため、次のようなメリットがありました。
- 使用するシーンをイメージ可能
- 必要性を理解可能
要するに、なぜ必要で、どこでどうやって使うかをイメージしやすいということです。
PMBOKやその他書籍などは教科書的でいつ、どのように使ったらいいのか。どう応用すれば良いのかイメージしにくいという声を聞きます。PMBOKがイマイチ刺さらなかった人に今回ご紹介している本はおすすめかもしれません。参考までにですが、ウォーターフォール型で大規模システムなどが対象です。またPMBOKの第6版をベースとしています。最新のPMBOKは第7版です。そのため、少々古いように感じるかもしれませんが、プロジェクトの各段階ごとに成果物やステップが具体例を用いて解説されているため、プロジェクト全体を非常に理解しやすいです。PMBOKの第7版は時代の変化もあり、結構抽象的に書かれているので。。
ここまで書籍のおすすめポイントを書いてきました。記憶への定着を図るために、ここからは私がこの本から一番学んだポイントを記載します。
- 目標を逆算的な思考で考え、細分化し、SMARTにする。その上で自分の言葉にする。
これは第1章の定義フェーズの部分を読んでいて、私なりに1行でまとめると、「目標を逆算的な思考で考え、細分化し、SMARTにする。その上で自分の言葉にする。」となります。定義フェーズとは、プロジェクトの目標は明確にしておこうねっていうことです。そこに対する助言がたっぷりと第1章には書かれていました。
低温調理の技術
読了日:2024/12/08
低温調理を初めてみようと思い、図書館にあったので借りて読みいました。低温調理について各工程を抑えることができたので良かったです。ちなみにですが、低温調理をステップで分けると次のようになります。
- 下準備
- 低温調理
- 冷凍または冷蔵保存
なお、保存用の袋またはフィルムは100℃・30分対応になっているものを著者は使用しているそうです。長時間の加熱に耐える必要があるので、しっかりとしたフィルムが必要なのだと思います。
大まかな流れとおすすめの袋についての特徴が抑えることができたのでとても良かったです。